哲学アニメ
最近、細々だがアニメを観るようになった。セリフの節々が哲学的だなぁと感じる事が多い。
ビースターズのセリフに「私の人生に価値など無いがこの人生は私のモノ」的なセリフがあった。
妙に感心してしまった。
価値なんて有るようで無いようなもので、時代や流行、他人の流動的な感情などでも簡単に上下する。
昨日までは倍近い値段で転売されていたものが、今日は元本割れなどもあり得る話なのだ。誰かにとってはどうでもいい紙切れのカードが、違う誰かにとっては何十万円も出してまで欲しいカードだってあるのだ。
そんな株市場のような所に自分の人生を投じるのはあまりにもリスキーで情け無い話なのかもしれない。
この身ある限り生かされているたかだか数十年の命しか無い人間の命。
自分の人生が誰もが羨むもので、高額で買ってまでも他人が「貴方の人生を頂戴っ!!」と言われたところで、売る事なんて出来ないし、他人が羨むか、欲しがられるかで自分の人生を形成するのはなんだか他人軸なのかもしれないなぁと思う次第だ。
私はただの一般人だから、特にしがらみがあるわけでも無い。
思うままに自由に好き勝手生きたい。
人様に迷惑かけない程度にね。
愛を持って生きて、ちっぽけな自分を受け入れて、手入れして、コツコツと大切に生きていこうとアニメを観て考えさせられた。