アイドル論
女性アイドルと男性アイドル
どちらがアイドルとしての寿命が長いのか?
女の花の時期は短いだとか、女としての賞味期限だとか、クリスマスケーキに例えられたりと、女の魅力と年齢の相関性については古往今来何やかんや言われ続けてきた。
わたしも祖母と電話をしていたら、
「今いくつ?」と聞かれ年齢を答えたら
「あー、もうお嫁にいく歳過ぎたねぇ」と言われた事は記憶に新しい。
男性の中には、男は年齢を重ねれば重ねるほど魅力は増えると考えている殿方もいらっしゃるとの事・・・
ここで、アイドルと年齢とセカンドキャリアについて考えをまとめてみようと思う。
ここ数年でジャニーズタレントの退所や活動休止が相次いだ。
私が10代の頃、一世風靡したカリスマ的ジャニーズタレントの活動は今現在目立ったものは無い。
無いというのは語弊がある、スピードは緩やかになっている。キラキラしていた目元は覇気が無くなっていたり、新曲を出して貰えてないなど・・・様々である。
永遠のアイドルと言われた松田聖子さん。彼女はアイドルだ。しかし、年齢と共に実力派歌手としての路線変更に成功したようにも思える。
東山さんもその一人だろう。
グループ活動が無くなってからは舞台で活躍を続けている。
アイドルは、アイドル以外の何者かになる事を求められるタイミングがくるのかもしれない。それを悲観せずに受け止めていそうなのが、私が今激推ししているsnow manだ。彼らは、インタビューでもアイドル以外でのやりたい仕事を明確に表明しているメンバーがほとんどだ。
世代的にも色々な先輩を見てきたであろう。身近な先輩であるタッキーもアイドルからJr.育成に回り、Islandの代表にもなった。某番組で、深澤辰哉が「将来滝沢君の秘書やってるかも」とサラッと言ったのを私は忘れてないぞ!
相性の良い二人ならあり得そうな話だなぁとも思った。深澤担にとってはエモいかもしれない。
メディアで今現在の夢のような時間を提供してくれつつ、将来のリアリティを感じさせるバランスのトークをしてくれるのは、さとり世代だからなのか?
これが下積みが長い彼らの味なのかとも思う。
私としては、snow manが活動しなくなった将来を見据えた発言は、正直悲しくなるからして欲しくは無いが、正直で地に足がついた彼らの自然な言葉なのかなと思う。
置かれた場所でどう力を発揮して、居続けるかは一般人の私も考えていかなければならない事がある。
何処に身を置き、誰と一緒に居るのか、何をするのか。。。
アイドルとなると、競争も激しく、移り変わりや時代の流れもある。
そして歌いながら踊るという事がシンプルに体力的にキツくなるというところがあるのかもしれない。
私は、三宅健君が「俺は虚像だから」という発言が忘れられない。
あぁ、アイドルは沢山のプロ集団が作り上げた商品なんだという当たり前の事を思い出させてくれる。
作り上げられたモノをよりナチュラルに私達に届けてくれるのが、アイドルという演者なのだ。
とても儚い。それがアイドル。
それを分かっているヲタクは強い。
なぜなら、全力で今輝いている押しを愛せる事は幸せな事と理解出来ていることに繋がるからである。
ヲタク冥利に尽きる。